よみがえる昭和 日本映画名作劇場

第40回上尾de映画の時間 
国立映画アーカイブ2024年度優秀映画鑑賞推進事業
 
昭和に公開された日本映画の名作を2日間にわたり35ミリフィルムを使って上映。戦後の混乱を乗り越え、復興の時を迎えた日本を生きる様々な家族や夫婦の姿を描いた秀作4本をお送りします。
  • 開催日

    令和7年1月31日(金)、2月1日(土)

  • 時間

    1月31日 

    ①『煙突の見える場所』10時30分~(開場/10時)

    ②『この広い空のどこかに』13時30分~(開場/13時)

    2月1日 

    ③『裸の島』10時30分~(開場/10時)

    ④『名もなく貧しく美しく13時30分~(開場/13時)

  • 上映内容

    1月31日(金)

    『煙突の見える場所』昭和28年 [出演者]田中絹代、上原謙、高峰秀子、芥川比呂志など
    [解説]東京・千住にある、見る場所によっては四本にも一本にも見えるという巨大な「お化け煙突」。この界隈を舞台に、戦後の日本を生きる庶民の悲喜こもごもを描き出した五所平之助監督の代表作。椎名麟三の短編「無邪気な人々」を中心に、黒澤明作品で知られる小国英雄が脚本を書き、五所監督の独立プロダクションで製作した「不思議な笑い」を醸し出す一篇となった。「キネマ旬報」ベストテン第4位。

    『この広い空のどこかに』昭和29年 [出演者]佐田啓二、久我美子、高峰秀子、石浜朗など
    [解説]木下恵介監督の門下として監督デビューし、『人間の條件』や『怪談』などの大作により、世界的巨匠となった小林正樹監督による第四作目。町の酒屋。
    働き者の若主人と嫁いだばかりの妻。一緒に暮らすのは若主人の父の後妻である義理の母と、その子供である妹と弟。気がかりは家に引きこもりがちな妹。家族でおこるささやかな誤解と和解。感情の流れを鮮やかにとらえたホーム・ドラマの名作。

     

    2月1日(土)

    『裸の島』昭和35年 [出演者]乙羽信子、殿山泰司、田中伸二、堀本正紀
    [解説]瀬戸内海の小さな無人島に、一組の夫婦が渡ってきた。わずかな土地を耕し、段々畑に麦とサツマイモを植えて生活している。しかし、島には川も井戸
    さえもない。小船を漕いで隣の島まで水を汲みにいき、天秤棒でかつぎながら、険しい斜面を登っていく作業は並大抵の苦労ではない。第2回モスクワ映画祭でグランプリを獲得、世界64か国に輸出された。「キネマ旬報」ベストテン第6位。

    『名もなく貧しく美しく昭和36年 [出演者]高峰秀子、小林桂樹、草笛光子、加山雄三など
    [解説]木下恵介監督の下でシナリオの修行を積み、助監督を務めた松山善三の第一回監督作品。道夫と秋子は、貧しいながらも身を寄せあい、懸命に生きている。夫婦の暮らしも落ち着きかけたが、秋子の弟の問題で繰り返し悩まされる。秋子を窓ガラス越しに道夫が励ます姿は、二人の絆が語られる美しい場面であり、印象
    深い。毎日映画コンクール、ブルーリボン賞の脚本賞を受賞。「キネマ旬報」ベストテン第5位。

  • チケット代

    1作品 500円 全席自由 

    ※未就学児の入場はできません。 

  • チケット購入方法

    窓口販売 12月7日(土)9時~
     ・三井金属あげおコミュニティセンター
     ・イコス上尾

     ・あげお お土産・観光センター

  • 主催

    公益財団法人上尾市地域振興公社

    国立映画アーカイブ

    上尾に「まちの映画館」をつくる会

  • 特別協力

    文化庁

    一般社団法人 日本映画製作者連盟

    全国興行生活衛生同業組合連合会

    株式会社KADOKAWA

     

よみがえる昭和 日本映画名作劇場のご案内(PDF:463KB)