よみがえる昭和 日本映画名作劇場

第41回上尾de映画の時間 
国立映画アーカイブ2025年度優秀映画鑑賞推進事業
 
昭和に公開された日本映画の名作を2日間にわたり35ミリフィルムを使って上映。時代劇の秀作として名高い4本をお送りします。
  • 開催日

    令和8年1月30日(金)、31日(土)

  • 時 間

    1月30日(金) 

     ①『銭形平次捕物控 からくり屋敷』
        10時30分~(開場/10時)

     ②『大江戸五人男』13時30分~(開場/13時)

    1月31日(土) 

     ③『次郎長三国志』10時30分~(開場/10時)

     ④『赤穂浪士13時30分~(開場/13時)

  • 上映内容

    1月30日(金)

    ①『銭形平次捕物控 からくり屋敷』

     [昭和28年] (白黒 スタンダード 86分)
    [スタッフ] 監督:森一生 脚本:八尋不二
    [出演者] 長谷川一夫、アチャコ、三浦光子、入江たか子など
    [解 説]
    野村胡堂の小説が生んだ銭形平次は、映画、テレビ、ラジオドラマ、舞台で多くの作品に翻案されてきた。戦前の映画でも嵐寛寿郎をはじめ海江田譲二、川浪良太郎などその時代のスターたちによって演じられたが、戦後は1949年の新東宝『銭形平次捕物控 平次八百八町』、そして1951年大映の『銭形平次』で長谷川一夫の当たり役となり、1961年の『銭形平次捕物控 美人鮫』まで17作品が製作される人気シリーズとなった。本作はその第4作。

     

    『大江戸五人男』

    [昭和26年] (白黒 スタンダード 132分)
    [スタッフ] 監督:伊藤大輔 脚本:八尋不二、依田義賢、柳川真一
    [出演者] 阪東妻三郎、市川右太衛門、高峰三枝子など
    [解 説]
    松竹30周年記念映画として、時代劇、現代劇、歌舞伎などの松竹スターを総動員して製作された大作。町奴の阪東妻三郎と旗本の市川右太衛門、町人の意地と武士の体面のぶつかりあい、それぞれの見せ場を十分に用意し、また魚屋宗五郎(月形龍之介)、白井権八(高橋貞二)、小紫(花柳小菊)など歌舞伎や時代劇映画ではお馴染みの人物たちを配して、興趣満点の物語を悠々たる演出でまとめている。 

     

    1月31日(金)

    ③『次郎長三国志』

     [昭和38年] (カラー シネマスコープ 102分)
    [スタッフ] 監督・脚本:マキノ雅弘 脚本:山内鉄也
    [出演者] 鶴田浩二、松方弘樹、佐久間良子、山城新伍
    [解 説]
    講談や浪曲など大衆芸能の世界で広く知られている幕末の博徒、遠州清水港の次郎長とその子分たちの活躍を描いた痛快時代劇。次郎長(鶴田浩二)、大政(大木実)、法印大五郎(田中春男)、関東綱五郎(松方弘樹)、桶屋の鬼吉(山城新伍)、増川仙右衛門(津川雅彦)、森の石松(長門裕之)という布陣。1920年代半ばに監督デビューしたベテラン、マキノ監督にとっては手慣れた素材である。

     

    ④『赤穂浪士』
     [昭和36年] (カラー シネマスコープ 151分)
    [スタッフ] 監督:松田定次 脚本:小国英雄 原作:大佛次郎
    [出演者] 片岡千恵蔵、中村錦之助、里見浩太朗など
    [解 説]
    『赤穂浪士』は、両御大と呼ばれた片岡千恵蔵、市川右太衛門、さらに大河内伝次郎、月形龍之介といった戦前からの時代劇スターに、登り坂の若手俳優を配して製作された東映の創立10周年記念映画。「忠臣蔵」あるいは「赤穂浪士」が、初めて映画となったのは、一説によれば1907(明治40)年12月に公開された『忠臣蔵五段目』、十一代目片岡仁左衛門の襲名を記念して撮影されたもののようである。

  • チケット代

    1作品 500円 全席自由 

    ※未就学児の入場はできません。 

  • チケット購入方法

    窓口販売 12月6日(土)9時~
     ・三井金属あげおコミュニティセンター
     ・イコス上尾

     ・あげお お土産・観光センター

  • 主 催

    公益財団法人上尾市地域振興公社

    国立映画アーカイブ

    上尾に「まちの映画館」をつくる会

  • 特別協力

    文化庁

    一般社団法人 日本映画製作者連盟

    全国興行生活衛生同業組合連合会

    松竹株式会社

    東宝株式会社

    東映株式会社

    株式会社 KADOKAWA